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勝率100%の投資法!?あきちゃん流スワップトレード+ちょいコツ

勝率100%の投資法!?あきちゃん流スワップトレード+ちょいコツ

FXの特徴のひとつに「スワップポイント」というものがあります。

2つの通貨=通貨ペアでトレードをするので、それぞれの通貨の金利の差を利息としてトレーダーに還元するというシステムです。・・・本来は。

上記は概念。

実際はスワップポイントの付け方はブローカー/証券会社によって自由な様子。

スワップをプラスに設定するか、マイナスに設定するかですらも、業者の都合と戦略次第。

そのために、イレギュラーの発生している業者もあったりして。

そこに、攻め入るスキがあったりして。

とゆうわけで、今回はあきちゃん先生の解説する「スワップポイントトレード」の攻略法をお伝えして参ります。

解説動画に加えて、当方からの補足も少々。

スワップポイントとは?

「スワップポイント」というのは、前段でお伝えした通り保有中のポジションに発生する「利息」のようなものです。

スワップが発生するまでの保有時間は、たったの1日。正確には、サーバー時間の0時をまたいだタイミングで保有しているポジションに対してスワップがつきます。

ただし、利息とはいっても金利差ですから、プラスになるスワップもあればマイナスになるスワップもあります。

当然、通貨ペアによっても違いますし、また、業者によっても差があります。

さらにいえば、宗教上の教義で利息の受け取りを禁止しているイスラム教徒のために、スワップフリーの「イスラム口座」なんていうものもあります。

例えば、GEMFOREX で USDJPY をトレードする 場合に発生するスワップは次のようになります。

USDJPY 10万通貨の買いで +99円/日 

次に、日本の ヒロセ通商 LION FX だと、同じ日に次のスワップでした。

USDJPY 1千通貨の買いで +4円/日

上に合わせて 10万通貨の買いとすると +400円/日

この2社だけでも、大きな差があるようですね。

上で比較してみた2社のように、スワップの金額だけでなくその単位や、ここに見えないルールも違いがあります。ご利用のブローカーのスワップ付与ルールと計算方法をご確認ください。

それでは、スワップの金額とルールはそれぞれのブローカー/証券会社で異なることを理解した上で、あきちゃん先生のスワップトレードを見ていきましょう。

あきちゃん流!!スワップポイントの稼ぎ方

【FX日曜勉強会 勝率100%の投資法ただし。。】

分散投資法

スワップポイントを稼ぐためには、まず、スワップがプラスについている通貨ペアでその方向にポジションを持ちます。

例えば、先程の LION FX であれば USDJPY の買いポジションですね。

しかし、これだけでは USDJPY の相場が下に動いた時にスワップ収入以上の含み損を抱えてしまいます。いや、いつかは強制ロスカット・・。

これを回避するために、他の通貨ペアも同時保有してリスクを分散しましょうというのが、この「分散投資法」です。

上がるか下がるかは確率50%だという前提で、含み益が出る通貨ペアもあれば含み損になる通貨ペアもある、プラスマイナス・ゼロになるといいな。差額が含み損になっても、スワップ収入がそれを上回れば勝ちです。

ただし、仮にプラスマイナス・ゼロに収束するのだとしても、それはあくまでも損益推移の通過点です。その日が来るのは1ヶ月後かもしれませんし、3年後かもしれません。そして、ゼロに収束しても、また離れていきます。

この発散と収束の推移がイメージできない方は、こちら↓の検証記事をご参照していただければわかりやすいかと思います。

  関連記事:当たるも八卦、当たらぬも八卦?1/2の神話

分散投資法のコツ(1)相関係数を参考にする

通貨ペアをいくつか組み合わせるといっても、同じような値動きをする通貨ペアで同じ方向にポジションを持っていては分散どころかリスク倍増になります。

例えば、USDJPY と EURJPY は同じような値動きをします。

分散したつもりで USDJPY と EURJPY にそれぞれ1ロットずつ買いポジションを持っているとしたら・・、それらが同時に下方向へ動いて損失拡大する可能性は十分にあります。リスク分散になっていません。

反対に、USDJPY と NZDUSD は真反対に近い値動きをします。

USDJPY が上昇しているときには NZDUSD が下降する傾向があるということです。

USDJPY で買いポジションを持って、NZDUSD でも買いポジションを持っていれば、相場がどちらに動いても一方は利益になりながら一方は損になる可能性が高いことがわかります。つまり両建てして損益を相殺しているイメージですね。

完璧な両建てではないので、損益は発生します。この損失をスワップポイントの稼ぎが上回ったら勝ちです。

こうした値動きが「似ている」「似ていない」という傾向を数値化したものを「相関係数」といいます。

通貨ペア毎の相関係数を総覧するなら、「MATAF」というサイトの Correlation のページが見やすくてオススメです。

  参考リンク:Forex Correlation (Mataf)

相関係数が正の数で100%に近いほど、同じ値動きをします。

相関係数が負の数で100%に近ければ、真反対の動きをしていることになります。

そして、真ん中のゼロが相関関係なしということですね。

上記のように両建て狙いでも良いですが、分散投資法の目的からすると

+50%からー50%ぐらいの相関の低い通貨ペア

を選んで組み合わせるべきでしょう。

その割合はお好みでどうぞ。・・・といいたいところですが、ご利用のブローカーのスワップポイント付与状況と照らし合わせながら、ベストの組み合わせを模索しないといけませんね。

分散投資法のコツ(2)自動売買に任せる

これはあきちゃん先生がオススメしていることではないのですが、自動売買でスワップを稼ぐことも選択肢に入れてよいと思います。

当サイトの検証で、とあるEAを検証したことがありました。

  関連記事:【検証完了しました】システムベット自動売買は聖杯か検証!ダランベール法採用のEA

この検証では「ダランベール法」というシステムベットに、ちょっとだけ優位性をプラスするEAで、大勝ちしないけど破綻もしないという自動売買をしました。

結果、口座を維持してキャッシュバック年利20%。

お気づきでしょうか。これ、スワップポイントを貯めるための自動売買にも使えます。

トレードのコンセプトについては、上記の関連記事でご確認ください。

都合のいいことに、同EAの開発者さんから、上位互換的なEAがリリースされています。

その名も「swap++」シリーズ。

名前の通り、スワップを稼ぐために開発されたEAです。

ご興味があれば、ご活用ください。ただし、EAが取引する通貨ペアのスワップがプラスであることを、しっかり確認してからですよ。

分散投資法のコツ(3)収支がプラスの時にちゃっかり決済

動画の中であきちゃんがおっしゃっていました。

収支がプラスの時に、決済して利益を確保しちゃいましょうと。

ここまでで紹介した「分散投資法」では、保有しっぱなしの裁量トレードでも、EAを使った自動売買でも、口座の含み損駅はプラスになったりマイナスになったり行ったり来たりすることになります。

仮に、含み益が計上されているときに全てのポジションを決済するとどうなるでしょうか。

はい。利益を手元に残して、投資をリセットするだけですね。

上がったり下がったりを、ゼロからやり直すだけです。

そうであれば、利確できる時に利確してしまうことが理にかなっています。

というか、利確しなければ損。

利益を確保しておくことは、その後のスワップトレードのリスクヘッジにもなります。

あきちゃん先生が実践していたスワップポイント・トレードも、この方法だったようですね。

チャンスがあればガンガン利確・リセットしていきましょう。

サヤ取り法

スワップポイントは通貨毎の金利差を前提にしているとはいえ、証券会社・ブローカーによって設定が異なる・・・と、冒頭から何度か書きました。

その差 = サヤを利用して、複数の業者で買いと売りを分けて両建てする方法を「サヤ取り」といいます。

上で示した2社の例で計算すると、こうなります。

  LION FX で USDJPY を 10万通貨 買い → +400円/日

  GEMFOREX で USDJPY を 10万通貨 売り → −340円/日

これで実質のトレード損益はゼロのままで、スワップの差額60円/日 が収益となります。

時間が経つと、どちらかの口座は利益が膨らんでどちらかの口座が損失が膨らみます。口座破綻する前に資金を移して、同じ金額にリセットする必要があります。

あきちゃん先生はこのサヤ取り法を「勝率100%」とおっしゃっていましたが、実は負けパターンが存在します。

それは、はじめのスプレッドで発生する損失をスワップ収益が上回らないうちに、一方の口座がロスカットに達してしまったときです。この場合、この投資は一旦終了となります。

もう少しいえば、初めの入金手数料や、両口座の資金を調節するときにも出・入金コストが発生します。スプレッドに加えてそれら以上のスワップが稼げてようやく勝利になります。

つまり、すぐにロスカットされないぐらいの資金を両口座に入れておく必要があるということですね。

それなりの金額のスワップ収入を得るためには、膨大な初期費用が必要です。

サヤ取り法のコツ(1)それぞれの口座でも両建てできればなお可

できれば、放置しても口座が破綻しないようにそれぞれの口座で両建てができると理想的ですね。

ちょっと前までは、GEMFOREX で両方向プラスのスワップがつく通貨ペアがありました。これを思い出された方もおられるかもしれませんが、このお得な両方向スワップは今ではもう提供されていません。

代わりに、前章「分散投資法」で紹介した相関係数の高い通貨ペアで擬似的な両建てをしてはどうでしょうか。

LION FX であれば、USDJPY の買いと NZDUSD の買い でスワップもプラス収支の擬似両建てが成立していましたね。

  ◎ LION FX ◎ 擬似両建て
  USDJPY を 10万通貨 買い → +400円/日
  NZDUSD を 10万通貨 買い → +15円/日

この組み合わせは、なかなか破綻しない口座といえそうです。

というわけで、もう一つの口座でも USDJPY の売りと  NZDUSD の売り でポジションを立てられれば、こちらも賞味期限の長い口座が出来あがります。

残念ながら、LION FX と GEMFOREX ではこの組み合わせで利益は出せません。計算してみると次の通り。

 ◎ LION FX ◎
  USDJPY を 10万通貨 買い → +400円/日
  NZDUSD を 10万通貨 買い → +15円/日

 ◯ GMFOREX ○
  USDJPY を 10万通貨 売り → ー340円/日
  NZDUSD を 10万通貨 買い → ー195円/日

  >> 合計 −120円/日

このコンセプトで、他の業者、他の通貨ペアのスワップを比較してみてください。

「分散投資」 × 「サヤ取り法」の組み合わせを駆使することで、ベストな資金効率を発揮する構成を研究してみると面白そうですね。

いくつもの証券会社の、数限りない通貨ペアのスワップを調べ上げ、さらに相関係数を参考にベストの組み合わせを割り出す。トレードというより、もはや知的パズル。トレードが苦手な方でもできる、FXパズル。

ただし、仮に最高のポートフォリオを組んだとしても、安心して何ヶ月もノールックで放置しないでください。スワップポイントの設定が変更されていないか、定期的に確認するようにしてください。

サヤ取り法のコツ(2)日本国内の証券会社を利用する

コツというより注意点です。

GEMFOREX をはじめとする多くの海外FXブローカーは、業者間での両建ては禁止事項とされています。

海外FXブローカーの主な特徴は次の3つ。

  ハイレバレッジ
  資金効率が倍増するボーナス制度
  口座残高がマイナスになってもゼロに戻してくれる(借金にならない)

実は、これらを組み合わせると、別々の業者で両建てすることでリスクなしでお金を稼ぐことができます。だから、業者間での両建てが厳しく禁止されるようになりました。

全てのブローカーが上記の3点を兼ね備えているわけではありませんが、ほとんどのブローカーで業者間両建て禁止となっているはずです。

「バレなきゃよかろう」と考えがちですが・・、意外とバレるそうですからオススメはしません。

そしてそもそも、ボーナスやゼロカットシステムを提供することでブローカー自身の利益が薄くなっているわけですから、海外ブローカーのスワップはあまり魅力的な金額ではありません。

私が知らないだけで、スワップ推しのブローカーもあるかもしれませんが・・・ここは素直に国内証券会社でサヤ取りを狙うのがよろしいかと思います。

ドルコスト平均法

「ドルコスト平均法」とは、いわゆるナンピンという手法です。

相場が上に上がると思えば買いを入れ、反対に下がってしまえばロットを増やしながら買い増ししていきます。

あきちゃん先生もおっしゃる通り、スワップが欲しいからとむやみにナンピンを入れるだけではあっとゆう間に破綻してしまいます。

相場を読む力と、高度なテクニックが必要になります。

このような精密なトレードができるのなら、スワップでのんびり稼ぐよりも普通にトレードで利益を出した方がよほど儲かります。

せっかく技術があるのなら、リスクリワードの悪いナンピン塩漬けなんてせずに、トレードをふやして資金を回転させるべきです。

あきちゃん先生もスワップポイント・トレードの手法として「ドルコスト平均法」を紹介はされましたが、運用のオススメはされていません。

ドルコスト平均法のコツ(期待枠)香港ドルなら、あるいは・・

一点だけ、運が良ければ「ドルコスト平均法」が使えるかもしれない通貨ペアがあります。それが、

USDHKD 米ドル/香港ドル

です。

香港ドルの価値は米ドルに対して固定(ペッグ)されています。

とはいえ、少しだけ変動幅が許容されており、USDHKD のレートは 7.8を中心に 7.75000 ~ 7.85000 の間で推移することになっています。

USDHKD なら、この変動幅 プラス大きめのスプレッドに余裕を持った資金のうちで「ドルコスト平均法」を仕掛けていけば、スプレッド負けしない限りは口座が維持されます。

そんな都合の良い通貨ペアにプラススワップなんて出さないだろ~、と思いますが、以前はありました。GEMFOREXで。(現在は買いも売りもマイナススワップ)

当時のスワップ状況で実際にトレードしていた手法がコチラ↓です。今や過去の遺物になりました。読まなくていいです。

  関連記事:GEMFOREXの両建てスワップで月利10%のハイリターンを狙え

というわけで、今後、もしも、万が一、どこかの証券会社・ブローカーが USDHKD にプラススワップを出していたら、その時こそ「ドルコスト平均法」でスワップを稼ぐチャンスかもしれません。

まとめ

・ スワップポイントの多寡や細かい条件など、証券会社・ブローカーによって異なるのでよく読んで比較すること

・ あきちゃん先生が実際にスワップポイントを稼いでいたのは「分散投資法」

・ 相関係数の概念を取り入れれば、「分散投資法」のリスクは抑えられる

・ 「サヤ取り法」では資金効率&パフォーマンスは落ちるが、「分散投資法」の概念を取り入れることで安定感が増す可能性あり

・ 「ドルコスト平均法」はオススメしない。この手法で稼げる技術があるなら、ナンピン塩漬けしていないで普通にトレードで稼ぐべき

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