先月からゴゴジャンで販売されているインジケーター「Recovery」とそのEA版「Super Recovery」が、とても気になったので検証してみます。
その強気な価格設定や、10万円が19ヶ月で1億円を超えたバックテストパフォーマンスから、私のように気になっている人も多いと思います。
ただ、購入して使ってみたユーザーとしてはっきり申しておきますが、EA「Super Recovery」が優れているのはインジケーター「Recovery」の性能とは関係ありません。
それは、本稿でお分かりいただけるでしょう。
しかし一方で、EA「Super Recovery」を購入するおつもりなら、その前にインジケーター「Recovery」を購入する方がお得です。
その理由も本稿で明らかにしますので、どうぞ最後までご一読ください。


Recovery と Super Recovery
まず、インジケーター「Recovery」とEA「Super Recovery」の関係性を知っておきましょう。

公式ページにある上記の記述は、EA「Super Recovery」はサインツールであるインジケーター「Recovery」のサインに合わせて単純に売買する・・とゆうような誤解を招く可能性がありますね。
その下に小さく、

とも注記されています。
つまり、インジケーター「Recovery」のロジックに加えて、エントリー可否のフィルターを組み込んでいるということです。
同EAで推奨されている時間足は、上位足が3時間、下位足が6分足ですから、サインが同じ方向に揃うことは毎日何度もあります。しかしながら、バックテストを見てみるとわかるとおり、決済から次のエントリーまで数日空いていることはよくあります。フォワードなんて、10月3日の決済の次のトレードは10月20日。2週間もエントリーできないままでした。

かように、インジケーター「Recovery」のサインだけでなく、エントリーをかなり厳選していることがわかります。
それらの追加フィルターはパラメーターに現れていないので、何がどのくらい設定されているのかは謎です。
そうゆうわけで、EA「Super Recovery」のパフォーマンスが優れているのは、インジケーター「Recovery」の性能だけではなく、その他にも種々搭載されているであろうロジックを駆使しているだろうといえます。
数々のヒット作を生み出してきた開発者さんの、こだわりの逸品になったわけですね。
Super Recovery という超強気なEA
20億円 vs 1400万円どっち??の問題を解決
インジケーター「Recovery」の公式ページで紹介されているバックテスト実績は
19ヶ月で10万円が1億2500万円
20ヶ月で10万円が11億円
豪快ですね。一方でEA「Super Recovery」のページでは
2年間で100万円が1400万円
と、かなりトーンダウンしています。(本当はこれでも超優秀です)
この差は一体、何なのか。
それは、レバレッジの取り方です。
19ヶ月で億を超えちゃうバックテストは、海外FXブローカーのレバレッジ1000倍とか2000倍を意識しています。
パラメーターのリスク設定は7。証拠金100万円のとき7万通貨=0.7ロットでエントリーする設定です。

そして、2年間で1400万円という方は、国内証券会社のレバレッジ25倍の想定です。
パラメーターのリスク設定は0.9。証拠金100万円のとき、9000通貨=0.09ロットでのエントリーです。

2年間で原資が14倍とゆうのも超優秀な成績ですが・・・、私のような海外FX勢は低レバよりゼロカットシステムが資産を守ると思っているので、海外のブローカーは必須。で、せっかく海外ブローカーを使うならハイレバで挑戦したいところ。
低リスク派:10万円 0.01ロット【開発者さん推奨】
低予算or海外派:1万円 0.01ロット → 破綻したら再挑戦
ご自分の好みでリスクを調整できるところもよし。夢があって良いのではないでしょうか。
バックテストから見る EA の性能
当サイトではEAを評価する時に、次のように比較しやすいデータに換算しています。

「Super Recovery」は複利で運用されているので、相対的な評価を与えるために単利運用と仮定して計算しております。月利%あたりの利益を12倍したものを単利の「年利」と仮定しました。
このデータ表の詳しい解説は、コチラ↓に譲ります。
関連情報(当サイト内):公平公正に比較するための検証データ
さて、講評。
フォワードテストはまだ2ヶ月間しか運用していないので、今は評価しません。
バックテストのデータから見る性能は次のようになります。
☆ 最大ドローダウンが想定年利(単利換算)の5倍もある
いわゆるリスクリターンの数値です。「ドローダウン÷年利」が0.19という数値は、かなり優秀です。ドローダウンの最大値で損切りしたとしても、0.19年ほどで取り返してくれるという計算です。あくまで、平均値としてですが。
☆ 0.01ロットで運用した場合、最大ドローダウンは29,850円
単ポジ運用のEAであれば、この数値は良いとはいえませんね。しかし、保有ポジションが多いEAやナンピンEAであることを考えれば、ドローダウンがたったの3万円弱とゆうのは破格です。いや、計測期間が2年間しかないことを考慮に入れても、まあまあ優秀。この計算は単利に直していますので、初期にどれだけの証拠金を用意すればいいかという目安にもなります。
☆ 複利効果は驚異の月利12.0%
データ上の総損益を割り込んでいくと、月利が平均とって12.0%あったことになります。これはすごい!月利12%とは、4ヶ月ごとに資産が2倍になるペースです。計算上は。
実際には、「Super Recovery」はボラティリティが出ていない相場で利益が伸び悩む習性がありますから、常に継続して右肩上がりとはなりません。その分、伸びるときに爆発的に伸びます。
◯ トレードは低頻度・多ポジ型
トレード回数は2年間で571回。24ヶ月で平均してみると、1ヶ月あたり23回。ただし、そのほとんどはナンピンやピラミッティングでポジションを重ねています。多ければ10以上のポジションを同時保有することもよくあります。
ナンピンやピラミッティングの開始から終わりまでを1セットとすれば、1ヶ月にだいたい2~3セットぐらい。前回のセットが終わって次のエントリーがあるまで、即日の場合もあれば半月以上もノートレードの場合もあります。
要するに、良いタイミングを狙って狙って、ここぞというところでエントリーしているわけですね。期待通りに伸びればピラミッティングで利益を伸ばし、逆行してしまったらナンピンで回収するイメージ。これはなかなか、私の好みです。
Super Recovery のデメリットとは
ズバリ、このEAのデメリットは過剰最適化です。
ここまで、バックテスト結果を参照して凄いスゴイと褒めていますが、公式ページの解説からして、これは過剰最適化でここまでの成果を引っ張り出している可能性があります。
つまり、過去2年間の相場で最も利益が上がったであろうセッティングにして売り出しているということです。
このセッティングがパラメーターに現れていない内部ロジックの細かい数値なのであれば、将来的に相場が合わなくなった時には開発者さんからの無償アップデートをしてもらわないと使い物になりません。果たして、そのようなサービスは、あるのか。
2023年9月11日までのバックテストが良いからと、9月12日より先も継続して好調だとは限りません。
EA「Super Recovery」を使うのであれば、このことは覚悟しておくべきでしょう。
あるいは購入に向けて様子見するのであれば、公式ページのフォワード運用状況がバックテストと乖離していないか、確認することも必要です。
なお、この記事を書いている10月29日現在、バックテストとフォワードのパフォーマンスに気になる乖離(ドローダウンしすぎ、とか)はありません。このまま続いてくれると、嬉しい。
インジケーター「Recovery」とは
インジケーター「Recovery」は、過去に大ヒットサインツール「七式空(ななしきくう)」や「あじにっち」を開発、提供してきた同氏の最新作のサインツールです。曰く、「相場歴15年の集大成ともいえるインジケーター」とのことです。
超!初心者向け、と表記しているほどですから、よほどの自信作であることが伺えます。

具体的な使い方は公式ページにありますので、本稿では割愛。
参考リンク:Recovery Indicator(公式)
私からは、購入してみてわかったユーザー目線のリアル考察をお届けします。
Recovery のロジックを紐解いてみる

まず前提として、7本の移動平均線のパーフェクトオーダーがサインの条件の一つになっていることは、公式情報で明らかにされています。
サインが出ているタイミングをよ~く見てみると、ふむふむ、確かに、期間の短い移動平均線がある程度パーフェクトオーダーを達成したところで矢印サインが点灯しています。
それが、パーフェクトオーダー後の最初のサイン。
そのあとは、ローソク足の価格が10SMAの内側に入ってまた外に出てきた時のサインが多いようです。

ただし、10SMAの内側にあるままでサインが出ることもありますし、10SMAで跳ね返されてもサインが出ない場合もあります。
ここら辺に、移動平均線だけでは表現できない内部ロジックが設定されているのでしょう。

圧倒的に利用者が多いMT4でなく、あえて「MT5」でしか稼働できないサインツールになったのは、それら こだわりの内部ロジックがMT5でしか使えないためだと推察します。
ただまあ、概ね、ほとんどのサインはパーフェクトオーダーへの押し戻りで発生するものと思っていたらいいでしょう。私もエントリータイミングを探る時、10SMAに「押したな」「戻したな」とゆう値動きを見てから矢印サインを待つようにしています。
Recovery を使ったトレードの例
インジケーター「Recovery」を使ったトレードについて、開発者のRecoveryさんが動画解説をしてくださっています。
このような解説動画や文章での説明、プラスα情報など、こちらの「投資ナビ+」で提供されていますので、よろしければご参照ください。
参考リンク:Super Recovery 投資ナビ+
また、こちら↓のブログにて実際にインジケーター「Recovery」を使っての実践トレードを記録しています。こちらもご参考にどうぞ。「Real Trade」機能でのリアル口座の損益グラフも公開しています。
参考リンク:Recovery☆Super Recovery のFXトレード記録
EA「Super Recovery」を購入するならインジケーター「Recovery」を先に買うとお得!
EA「Super Recovery」の価格は110,000円
インジケーター「Recovery」の価格は55,000円
で、インジケーター「Recovery」を購入した方は、EA「Super Recovery」を半額の55,000円で購入することができます。
つまり、両方買っても合計で110,000円になるならば、インジケーター「Recovery」を先に入手しない手はない!!・・・とゆうことです。

このお得な措置には、理由があるそうです。
EA「Super Recovery」を運用するにあたって裁量判断で利益を増やせる局面が何度もあったとのこと。なので、インジケーター「Recovery」で裁量のコツをつかんで欲しい・・そんな思いで、インジケーターもらい得といえるような、EAの半額販売を行っているようです。
ただし、このお得設定はいつまで続くかわからないとのこと。明日には突然、この特別価格はなくなっているかもしれません。
まさに、今だけの先行者利益。
今、気になっているならば、早めにご決断できるよう情報を集めてください。
最重要情報:投資ナビ+
公式ページ:Super Recovery
公式ページ:Recovery indicator
リアル運用実録ブログ:Recovery☆Super Recovery のFXトレード記録
まとめ
・ EA「Super Recovery」はローレバでも平均月利12%とゆう驚異のパフォーマンス
・ EA「Super Recovery」はインジケーター「Recovery」だけでなく綿密なロジックに支えられている
・ 過剰最適化によるバックテストパフォーマンスだと思われるので、稼げる期間は短いかも。アップデート版を無料支給してくれるなら価値あり
・ インジケーター「Recovery」を先に購入することで、EA「Super Recovery」をお得な価格で購入することが可能
・ 投資ナビ+ に公式情報多数。リアル運用実録ブログ(→🧚♂️←)では実際にインジケーターを使ってトレードした記録を蓄積