インジケーターといっても、本稿でご紹介するのはエントリーに便利なサインツールではありません。
あなたのテクニカル欲求を刺激し、裁量の実力を伸ばしてくれるであろうインジケーターとなります。
前稿『FXのアイデア商品!あったら嬉しいツール集めました』 と同じく、投資家プラットフォームであるGogoJungle をベースに収集しました。
ここでアイデアを拾って、「じゃあこんなツールやインジケーターもないだろうか?」と、興味を持つきっかけとなれば幸いです。GogoJungleに限らず、ウェブ上で広く探してみることをオススメします。
また、インジケーターに頼らないローソク足至上主義の硬派な方でも、ここで紹介している「秒足」で刻むローソク足は要チェックですよ。
無料ツールあり。期間限定特売品あり。是非、ご一読ください。
ゴゴジャンで売れ筋かつ高評価の実力派インジケーター
ハーモニックパターン検出インジケータ
海外で人気のチャートパターン「ハーモニック」。
他のチャートパターンと違って、「なんとなく見た感じ」というざっくりなものではないので、覚えることが多少複雑。そのためか、精度は高くなる一方で、初心者にはなかなか使いこなすことが難しいようです。
では、そんなときこそツールに頼りましょう。
こちらのハーモニックパターン検出ツールはリペイントしないということで、過去検証もばっちりできますし、精度の高さがレビューから読み取れます。
高機能版もあります。(基本の詳細情報は上のV9=2016年版をご参照ください)
高機能版V10(2020年版)で追加された、というか合体されたものは次のとおりです。
1.ハーモニックパターン検出インジケータ 18,980円 (上記のV9のことです)
2.事前ハーモニック表示インジケータ 過去の販売価格 12,800円 (V10リリースにより販売停止)
3.複数通貨ハーモニック監視インジケータ 過去の販売価格 9,800円(V10購入者のレビュー書き込み特典に)
また、親切なことに無料お試し版もあります。
ハーモニックパターン検出インジケータV10 サブスクリプション版
ただし、こちらは月額制の方のV10を初月無料にしているという形ですので、2ヶ月目から料金が発生します。試してみて気に入れば、早めに解約して買取版を購入しましょう。
RSI PERFECT ORDER
RSIの移動平均線を表示する。・・・これを聞いて「なるほど」と思える方は、相当なインジケーターマニアだとお見受けします。
MT4ではチャートの下のサブウインドウに現れるインジケーター、これの移動平均線を表示したり、ボリンジャーバンドを設定したりすることができます。
そして、この「オシレーターへのテクニカル分析」(?)とでもいうようなものも、なかなか興味深い考察を与えてくれたりします。
異国の戦士さんの提供しているRSI Perfect Order も、そのようなテクニカルされたRSIの一種。買いと売りの圧力のバランスを示すRSIを平滑化し、かつ数値を変えてパーフェクトオーダー化してみると・・・、なんとローソク足より早くトレンド転換を示唆するようなインジケーターになったようです。
ここまでは、MT4があれば誰でも真似して作れます。異国の戦士さんはさらに踏み込んでマルチタイムフレーム分析ができる仕様にし、RSIのダイバージェンスの発生を検知して表示してくれるという、とてもありがたい機能もつけてくれいます。
ただし、このRSI Perfect Orderでエントリーすればいい、というつもりはありません。このインジケーターで分析できるトレンドの圧力変化を根拠のひとつに取り入れて、あなたのお得意の手法と組み合わせてロジックを進化させていただければと思う次第です。
「私は○○との組み合わせで高勝率で勝てています~」 というようなご意見がレビューの中でちらほら見られますので。そちらも参考になさってもよいでしょう。
【異国のベスト平均足】
平均足といえば、わかりやすいサインツールのような存在で根強い人気を誇るインジケーターです。ちなみに日本発祥。
Heiken Ashi としてMT4にもデフォルトで入っていますが、異国の戦士さん開発の『ベスト平均足』では、いくつかの便利な機能があります。
・ 複数時間足の平均足をボタンひとつで切り替え
・ 複数時間足の平均足を重ねて表示できる
・ 表示している平均足の向きがそろったところでサインを表示
・ 平均足スムーズドにも対応
マルチタイムフレームで平均足を監視できて、なおかつ向きがそろったところでサインを出してくれるなんて、とても便利です。メール通知機能も搭載されているので、サインが出たときに携帯にメール通知が入るようにしておけば、チャートに張り付く必要もありません。
製作者さんのおススメのトレード方法として、『2つ上のタイムフレームの平均足を表示させながら、その向きへの押し戻りを拾う』という簡単な手法が紹介されています。(もちろん、平均足のほかにも、環境認識をしたほうがよいでしょう)
この他にも平均足の特性を活用して手法を検討することができそうですね。
億の手
相場を動かしているのは大口の機関投資家=マーケットメイカーだといわれています。
このインジケーター「奥の手」では、どこからデータを拾ってくるのかわかりませんが、大口注文が入ったところでリアルタイムに水平線でマーキングしてくれます。
大口の注文が入れば相場はその方向に動こうとしますし、なにより大量の注文が溜まっている価格はレジサポとして機能しやすいでしょう。
ただ、このインジケーターは1分足で表示しますが1分足でのトレードを推奨しているわけではありません。
フィボナッチや高値安値、斜め線などのご自分のトレード根拠と組み合わせてご使用ください。
なお、相場に参加しているマーケットメイカーは一人(1社)ではないでしょう。いくつものマーケットメイカーが、狙い済まして注文を入れるはずです。誰かが買いを狙っているときに、別の誰かは売りを狙っているかもしれません。
マルチタイムで相場を認識しながら、大口注文が入ったら「やっぱりここだったか!」と方向性を確認するために使うのがよいのではないでしょうか。
訓練が必要にはなりますが、マーケットメイカーの動向を気にしながらトレードするというのも、大事なスキルです。
関連記事:脱・相場の肥やし!ユーちぇる社長に学ぶ『マーケットメーカー』
初心者の裁量をレベルアップ!描画を補助してくれるツール
【ダウ理論】トレンドライン&水平線自動描画ツール
ダウ理論が大事なのはわかるけど、どうしても「高値」「安値」を決めるのが苦手だ・・・。そんな方は、高値安値はインジケーターに決めてもらって、自動でチャートにジグザグを描画してもらってはいかがでしょうか。
(注:「トレンドライン描画」と書いてありますが、「トレンドを表すジグザグ」のことを指しています。一般的にいうところの「トレンドライン」は描画してくれません。)
『ZigZag』というインジケーターはMT4に標準搭載されていますが、ここでご紹介したい特別な描画ツール「Ziguzagu」ではもっと使いやすい便利な機能がついています。
①.オリジナルのトレンドの波(ZiguZagu)の自動描画と、上昇か下降かを色分け
②.オリジナルのトレンドの波(ZiguZagu)を同時に短期・中期・長期の3種類描画できる
③.波の開始・終了部分に自動で水平線を描画
④.長期・中期・短期の波が上昇中なのか下降中なのかを表示
このインジケーターで引かれる全ての水平線を意識する必要はありませんが、水平線が何度も重なって太線のようになっているところは、多くのトレーダーが意識しているゾーンとして判断することもできそうですよね。
疎かになりがちな上位足のトレンド(方向感)も、ひとめで確認できるのが嬉しい。
時間足別にラインの色を自動的に変更するMT4インジケーター
チャートにラインを引くときに、時間足ごとに色分けをしておけばどのラインが上位足で効いているラインなのか一目瞭然。
私はこれを手作業でずっとやっていますが、わりと面倒くさいんです。面倒くさいけどFXのためなら~、と黙々とやっていましたが・・・、このツールなら自動でやってくれるって、神!
しかも、水平線とトレンドラインだけでなく、フィボナッチやチャネルラインまで対象の様子。
余談ですが、私は大事なライン(トレンドラインとして成立している斜め線とか、反発が顕著な水平線とか・・)とそうでないラインは太さを変えたり長さを変えたりもしています。
私のように一週間前に引いたラインの記憶がなくなるような人にとっては、ラインの色や太さに意味を持たせることでチャートからの視覚的情報が細分化されて楽になりますよ。
トレンドラインPro
チャートを開いた瞬間、世界標準レベルのトレンドラインが自動でひかれるという、便利なインジケーターです。
トレンドラインの引き方に自信のない方には、うってつけではないでしょうか。
「世界標準」と謳っていますが、ようはヒゲ先までの高値安値を結んだトレンドライン、ということでしょう。最もわかりやすいラインなだけに、より多くのトレーダーの意識が集まるラインです。
このトレンドラインはダウ理論に基づいて引かれるわけですが、加えて、トレンドの継続か反転を示唆する矢印サインもついてきます。
この矢印は、各時間足での『トレンドの定義』に沿って、最小トレンドの方向を示しており、大きなトレンドと同じ方向であれば「トレンドの継続」を、大きなトレンドに逆らう方向であれば「トレンドの反転の可能性」を示します。 (この矢印は、ポジション保有継続・決済の判断で使えますが、エントリーでは使わないでください)
いまいちダウ理論が苦手で、自分のトレンドラインに自信が持てないという方は、検討してみてもいいのではないでしょうか。
勢い!強弱!オシレーター派!!
TLp2 強弱
「強い通貨をトレードするべし」というようなことはよく聞きますが、実際に通貨ペアを見比べてどの通貨ペアが強く動いているのか、リアルタイムで判断するのはちょっと面倒です。
TLp2 強弱 であれば、特定通貨ペアの間の強弱関係を自動で計算して、強弱表示してくれるのでとても便利。
しかも、瞬間的な強弱でなく、「大きな局面」から「小さな局面」まで、8段階のレベルにおける強弱を並べて表示。おそらくは、日足もしくは週足から下の時間足ごとにそれぞれ計算しているのではないでしょうか。
小さな時間軸では強くても、大きな時間軸では反対方向に動こうとしているな~、というような情報が読み取れるようになります。
本インジケーターの本領発揮はボラティリティの高い相場、ロンドン時間以降の相場が活発化してからです。
超傑作のRSIダッシュボード!最高のエントリータイミングがわかるインジケーター
1分足から月足までのRSIを並べて表示。売られすぎ水準になったら緑に点灯し、買われすぎになったら赤に点灯します。
15分足から4時間足までのRSIが売られすぎ/買われすぎになったときが逆張り狙いのタイミングだといいます。
なお、RSIは逆張りを目的として利用する人が多いですが、本来は相場の勢いの強さを表すオシレーターです。
ということは、上記のように逆張りエントリーするにしても、緑点灯で買うときに上位足(日足か週足)で赤点灯の勢いのある通貨ペアであれば、大局的にはトレンド方向へのエントリーになるので、より安全といえるのではないでしょうか。
ご自分のRSIロジックを交えることで、アレンジのしがいがあるインジケーターだと思います。
Diver Eye
オシレーター系のインジケーターを利用される方であれば、ダイバージェンスに注目されている方も多いのではないでしょうか。
相場は上昇しているのにオシレーターは下降を示すようになってきた、要は相場の勢いが弱くなったことがわかりトレンド転換の予兆ともいえるダイバージェンス。
これは、わかりやすいようで、なかなかその発生を待つのも疲れます。
こちらの無料ツールDiver Eyeは、ダイバージェンスの発生を示してくれるインジケーターとなります。
ご丁寧なことに、その性能をEA化してバックテストしてくれています。
そして、見事な右肩上がり~。
ちなみに、この検証結果からして、1日10回以上のシグナルが発生していることになるのだそうです。(検証は1分足 × 13年分)
これならEAでいいじゃん、と思われるかもしれませんが、裁量でトレードすることで優位性のあるサインを取捨選択することができます。もちろん、環境認識で利を伸ばす判断なども裁量だからこそ。
やっぱり基本のローソク足でプライスアクションを学ぶべし
HT_Higher_Candle
マルチタイムフレーム分析で最もありがたいツール、それはおそらく上位時間軸のローソク足を表示するインジケーターではないでしょうか。
ウェブ上を見渡せば、同じコンセプトのツールが他にも見つかったりもします。が、なんとこちらのHT_Higher_Candle ではどの時間軸の足を表示するかはパラメーターでなく、チャート上のボタンひとつで選択することができるようです。(に、見えます)
これは、意外と便利。
無料ですので、どうぞお気軽にお試しください。
HT_Sec_Chart
スイングやデイトレのトレーダーでも、監視足より小さな時間足でエントリーのタイミングを計るもの。
1分足を見ているスキャルパーでも、さらに下のローソク足を見ることができたら、参考になると思いませんか。
HT_Sec_Chart は、そのようなわがままを現実化させたインジケーターとなります。チャートの下のサブウインドウに、秒単位のローソク足を刻みます。(デフォルトは10秒足)
ちなみにこのツールの製作者さんは、コンマ数pip ~ 3pips程度を抜くためにこのツールで10秒足を見るそうです。
まとめ
・ 人気のオリジナルインジケーターはユーザー評価の高いものが狙い目
・ 試用版を用意してくれているツールが少なくない。購入前に使い勝手が確認できるものはとにかく試してみよう
・ 期間限定大幅割引商品を先にチェック!