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こんなの欲しかった!AI Rig & Be Waveシリーズ比較一覧まとめ

こんなの欲しかった!AI Rig & Be Waveシリーズ比較一覧まとめ

優秀なナンピンEAを補充したくて、3ヶ月ほど前にゴゴジャンに出品されている全てのナンピンEAから最優秀の1本を選び抜きました。

  関連記事:【2023年版】最高のナンピンEAオーディション、再戦!

この時に最優秀賞の座を争ったEAは次の2つでした。

 AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-

 Be Wave 4 -EURJPY M5-

「AI Rig」シリーズの代表格と、「Be Wave」シリーズの代表格ですね。それぞれのシリーズには、パフォーマンスが良好なものが多いようです。

そしてなんと、その2つのシリーズの開発者さんは、同一人物で間違い無いでしょう。

合わせてこれだけ多くの優秀なナンピンEAを輩出できるなんて、この開発者さんの実力はホンモノです。

ただ、ここまで来ると、これらシリーズの中から一体どれを選べば良いのか迷いますね。

とゆうわけで、シリーズの EA を網羅し、比較しやすいデータで並べてみました。

ポートフォリオのご参考になりましたら幸いです。

AI Rig シリーズ と Be Wave シリーズの概要

現在販売されている両シリーズのうち、フォワード成績がプラス収支のものを一覧表にしました。

本稿では、このデータに基づいて進めていきます。

(データ採集日:2023年11月4日)

最強の証明はフォワード期間

まず、はっきり申しておきますが、これらシリーズの中には損切りしてしまった EA もあるし、損切り後に復活できない EA もあります。

それを踏まえても、これらシリーズの総合的なパフォーマンスは非常に優れています。何がスゴイって、そのフォワード期間の長さです。

ナンピンEAというのは、いくら安定しているように見えてもいつかは破綻するもの。

バックテストはクリアしても、フォワード運用で数ヶ月から1年で消えていくナンピンEAは非常に多いです。

そんな中でこの「AI Rig シリーズ」 と 「Be Wave シリーズ」の多くは、4年以上もの長い期間をフォワードで耐え抜いています。これはとっても、頼もしい。

ぶっちゃけ、EAの評価で最も重要なのは「好調なフォワード期間」だと思います。

ロジックがいくら優れていても、期待値が高くても、「好調なフォワード期間」という実績に勝る信頼性指標はありません。

そして、これは不思議ですが、長期間勝ち続けるナンピンEAというのは、突然変異的に出てくるものです。

「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」しかり、

「ナンちゃんピンちゃんユーロポン」しかり。

良好なロジックシリーズの中から、突出してパフォーマンスの高いEAが誕生してきます。

「AI Rigシリーズ」と「Be Wave」シリーズには、今後も突然変異なスーパー EA に期待したいですね。

シリーズの進化

「AI Rigシリーズ」は1~5、「Be Wave」シリーズは1~4と、進化を続けています。

それぞれの段階でどのように進化してきたのか、下表にて簡単にまとめてみました。

なお、各段階においてロジックの進化(変更や追加)もありますが、それは全てに共通するはずですので記載しておりません。

特筆すべき点は以下の2点でしょう。

 ✔︎「3」以後はクロス円のスワップも考慮し、買いのみの戦略で勝ち続けている

 ✔︎「5」では両建ても選択可能になり、カスタマイズ性が増して玄人好みになった

買い方向しかtレードしないので、時々は逆行して決済までに時間がかかったりしますが、そのためのナンピン仕様ですね。それが不安な方のために、05(ハイトップ)でまた両建てを選べるようになったのでしょう。

私としてはパフォーマンスが全てなので、買いだけでも全く問題ないのですけどね。

データで判明、シリーズのベストEAはコレだ!

リスクの低さで選ぶならコレ!

バックテストの最大ドローダウンと、その次にフォワード実績の最大ドローダウンを見比べて、次の4つを選びました。

バックテストでいえば、「AI Rig」05(ハイトップ)シリーズのリスクがとても低いことがわかります。

0.01ロットでの運用とはいえ、ナンピンEAのドローダウンが1万円未満というのは、あり得ないほど優秀です。

ですが、05(ハイトップ)シリーズのフォワードはまだまだ半年もありません。今後に期待しましょう。

フォワード実績の方は、05(ハイトップ)を除けばいずれも4年以上もあります。ナンピンEAでこの長さは驚異的です。

その中でも、抜群の低リスクぶりを見せているのが「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」。当シリーズの売れ筋ダントツNo.1はダテではありません。

ただし、「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」のバックテストでは、最大ドローダウンだけを見ると他より優れているということはありません。

フォワードを過信せず、少なくともバックテスト相当のリスクは見込んでロットサイズを調整するべきでしょう。

収益性の高さで選ぶならコレ!

収益性の高さを比べるには、利益金額だけでは不十分です。

例えば、

 →年間利益の金額が同じ程度のEA(A) と EA(B) の2つがあったとして、

  →EA(A)の最大ドローダウン(リスク)がEA(B)の2倍あるとき、

   →EA(B)のロットを2倍にすることで同じ程度のリスクで運用できる

つまり、ドローダウン(=リスク)が小さいEAはその分だけロットを大きくすることができるので、稼げる金額が変わってきますよね。

ですので、「収益性」というなら「ドローダウン÷年利」で比較することをオススメします。

「ドローダウン÷年利」の数値が2.0以下であれば、ナンピンEAとしては優秀です。

この目線で選んだのが、コチラの5本。

低リスクEAにも選ばれた「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」は、さすがにここでも欠かせません。

ただし、先ほどと同じく、バックテストを見るとベストだとはいえません。

バックテストもフォワードもバランスがいいのが、

 「AI Rig 04(トップ) -EURJPY M5-」

 「Be Wave 4 -EURJPY M5-」

この2本でしょう。

上記は EURJPY ばかりなので、がんばって購入するとしてもどれか一本に絞りたいところですね。

☆実績重視であれば「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」

☆取引回数が多いEAが好みであれば「AI Rig 04(トップ) -EURJPY M5-」

☆「AI Rig」シリーズは持っているから他のEAとポートフォリオを組みたい、ということであれば「Be Wave 4 -EURJPY M5-」

とゆう選び方でいかがでしょうか。

「AI Rig」05(ハイトップ)シリーズもデータは良いのですが、まだまだフォワード実績が足りません。それでも、価格が安いうちに買いたい、or、ショートでもエントリーしたいというご希望であれば、05(ハイトップ)の購入を検討しても良いのではないでしょうか。

通貨ペア別のベストはコレ!

両シリーズは、色々な通貨ペアの専用EA が用意されています。

せっかくなので、異なる通貨ペア、異なるロジックでポートフォリオを組んでみてもいいですね。

以下、それぞれの通貨ペアに特化して、どの EA を選ぶべきか、考えてみました。

EURJPYの部

EURJPYシリーズの比較は、前章『収益性の高さで選ぶならコレ!』と同じになるので、割愛します。

前章をご覧ください。

ただ、あえてベストを選ぶとすれば、

「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」

とします。

ゴゴジャン掲載の全てのナンピンEAの中から選び抜いたそのパフォーマンスは、王者たる貫禄があります。

  関連記事:【2023年版】最高のナンピンEAオーディション、再戦!

GBPJPYの部

GBPJPYシリーズのうち、フォワード実績がプラスで運用中のものは2つです。マイナス収支のものは、上記リストに入れていません。

まず、この2つのSL値はいずれも200pips。「AI Rig 03(サード) -GBPJPY M15-」は2020年3月に損切りを迎えました。

「AI Rig 02 (ネクスト) -GBPJPY M15-」は、その時期には含み損もありませんでした。含み損のタイミングが重ならないのは良いことですね。

しかし、「AI Rig 03(サード) -GBPJPY M15-」は損切りから回復してなお、現在までに「AI Rig 02 (ネクスト) -GBPJPY M15-」と同じ収益を上げています。

損切りを喫した2020年3月以後、3年9ヶ月間のパフォーマンスが、とても素晴らしい。

ざっくり計算してみると・・・

<AI Rig 03(サード) -GBPJPY M15> 2020年3月~2023年11月
  0.01ロットあたり
   年利換算 25,861円/年
   最大DD 24,581円
   DD÷年利 0.95

ふむふむ、これは悪くない。

損切りした時の最大ドローダウンでリスクを取ると、「最大ドローダウン÷年利」のバランスは・・

  0.01ロットあたり
   年利換算 25,861円/年
   最大DD 100,985円
   DD÷年利 3.90

とゆうわけで、少なくとも、「AI Rig 03(サード) -GBPJPY M15-」は一度損切りを経験しているとはいえ、「AI Rig 02 (ネクスト) -GBPJPY M15-」よりも高いパフォーマンスが期待できることがわかりました。

AUDJPYの部

AUDJPYシリーズは、5つの EAがプラス収支で運用中ですね。

そのうち3つが、損切り経験があります。

損切りしていない2つを見ると・・・、

「AI Rig 05(ハイトップ) -AUDJPY M30-」はフォワードは最高ですがまだ半年も実績がなく、バックテストは利益が薄い。

「Be Wave 2 -AUDJPY M15-」も、フォワード&バックテストともに、リスクに対して利益が薄いと感じられます。

とゆうわけで、GBPJPYと同じように損切り後の成績に目を向けてみました。

「AI Rig 03」も良いですが、今回のベストは「Be Wave 4 -AUDJPY M5-」ですね。

2020年3月以後、3年9ヶ月の実績は以下となります。

<Be Wave 4 -AUDJPY M5-> 2020年3月~2023年11月
  0.01ロットあたり
   年利換算 19,872円/年
   最大DD 17,266円
   DD÷年利 0.87

これは素晴らしいパフォーマンスです。

ただし、実際に6万円以上のドローダウンを喫している事実は消えないので、損切り時のドローダウンで「DD÷年利」を見直してみましょう。

  0.01ロットあたり
   年利換算 19,872円/年
   最大DD 66,498円
   DD÷年利 3.35

この数値で比べてみると・・

フォワードでは「Be Wave 2 -AUDJPY M15-」が少し有利。

バックテストでは「Be Wave 4 -AUDJPY M5-」がもっと有利。

私なら「Be Wave 4 -AUDJPY M5-」に軍配を挙げます。

が、損切りしたナンピンEAは怖いよ~とゆう場合は「Be Wave 2 -AUDJPY M15-」でも大きな違いはありません。

USDJPYの部

シリーズ内の USDJPY の EAのうち、唯一の生き残りがこちら。05(ハイトップ)でフォワード好調です。

はっきり言って、「AI Rig」05(ハイトップ)シリーズの3EA は甲乙つけがたく、もしもこの中から一つを選べと言われたら困ります。

そんな中で、バックテストだけを基準にしてみると、同シリーズの中では「AI Rig 05(ハイトップ) -USDJPY M30-」が頭ひとつ抜けています。フォワードがまだ短いので、参考にできるのはバックテスト結果ですね。

今のところフォワードも順調で、「ドローダウン÷年利」のバランスも良好。

ひとつめのポジションでナンピンせずに完結できるようロジックを改良した、というだけのことはあります。

「AI Rig」05(ハイトップ)では買いだけでなく両建てにもできるし、ナンピンのロットも変更可能です。これから為替介入で乱高下からの下落トレンドが期待されるUSDJPYを攻めるには、これぐらいのカスタマイズ性があると使いやすそうですね。

EURUSDの部

「AI Rig」「Be Wave」両シリーズの中で唯一の、円がらみでないEAが登場しました。スワップポイントの都合上、デフォルトでは売りトレードのみとなっています。

【画像】

フォワードは、今のところかなりの優等生。ドローダウンの小ささが、異次元。

バックテストは、こちらも悪くない。ナンピンEAであれば「最大ドローダウン÷年利」の数値が2.00より小さければ優秀といえるレベルです。

年利は小さめですが、ドローダウンも小さめ。ローリスク・ローリターンからハイリスク・ハイリターンまでお好みでロットを調節することができます。

せっかく円がらみでない通貨ペアなので、GBPJPYシリーズやAUDJPYシリーズとポートフォリオを組みやすいですね。

ただし・・!

私が使っている海外FXのアカウントをいくつか見てみると、EURUSDではショート・スワップがマイナスになっている口座がありました。

開発者さんの意図通りにプラス・スワップのみのトレードにこだわるのであれば、あらかじめご自身でお使いの口座のEURUSDのスワップの状況を確認してみてください。

まとめ

・ナンピンEAなのにフォワード実績が4年以上もある「AI Rig」シリーズと「Be Wave」シリーズは、それだけで頼もしい

・EAの良し悪しは、利益とリスクのバランス=「最大ドローダウン÷年利」が良い目安となる

・売れ筋最高の「AI Rig 03(サード) -EURJPY M15-」よりもパフォーマンスが安定している=バランスが良い「AI Rig 04(トップ) -EURJPY M5-」

・「AI Rig」05(ハイトップ)シリーズはデフォルト設定でも安定感があるが、カスタマイズ性能が玄人向き

・過去に損切りを経験したEAでも、損切り以後の3年9ヶ月で素晴らしいパフォーマンスを発揮しているものがある

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